潮汐の基本

潮の動きは月齢の影響を受けます。

潮が動かない上弦の半月から、大潮の満月になって、下弦の半月へと向かうサイクルの

若潮→中潮→大潮(望)→中潮→小潮→長潮

と、 今度は下弦の半月から欠けていって新月の大潮になり、また上弦の半月で潮が小さくなる

若潮→中潮→大潮(朔)→中潮→小潮→長潮

の2回1組が月の1周期となります。
若潮から大潮までは流れが早く、大潮から長潮までは日にちがかかります。

『若いころの変化は大きく、年取ってからはダラダラ過ぎる』と覚えましょう。 

若潮

潮の周期の最初の潮。
干満の差が少なく、もっとも潮が動かない「長潮」の次にくる潮まわりで、潮の動きが生まれ変わって、これから再び大きくなる状態。
潮の動きはあまりよくない。

中潮 大潮と小潮の間の潮まわりで、大潮に次いで干満の差が大きく、潮が比較的よく動く状態。
新月の大潮の前後と、満月の大潮の前後、一つの周期に対して4回巡ってくる。
大潮 新月の大潮と、満月の大潮がある。
干満の差が大きく、潮がもっともよく動く状態。
満月の場合は走光性を持つプランクトンが浮き上がってしまうためベイトフィッシュが散ると言われている。
中潮 大潮の前後の潮。
干満による潮位の差がはっきりしていて潮がよく動く。
小潮 上弦の月の半月と下弦の月の半月の前後。
満潮と干潮の差が小さく、仮に大潮で2mの潮位差があったとしても小潮だと1m程度になってしまう。
長潮 干満のリズムの末期状態。
満潮と干潮の変化が小さく、潮の流れが緩やかなため、魚の活性が高くなりにくい。