1m級のマダイ~1m越えの青物、マグロ
神経絞めの効果
●魚にはATPと呼ばれるエネルギー源があり、ATPは 魚の死後、旨味成分に分解されます。
●ATPは呼吸によって作られます。なので生きている間は、動いてATPが消費されても呼吸によってまた作られます。
●このATPは魚の死後、時間と共にイノシン酸(旨味成分)に分解されます。
●死後直後も脊髄(神経)は活動を続けます。 これによりATPは消費されます。
●呼吸は止まっているので、ATPは減り続け、旨味成分のもとがなくなってしまいます。
●さらに、ATPが少ないと他の細胞を分解しようとするので死後硬直が早く進みます。
●神経絞めは旨味成分を最大限に残せるだけでなく、 死後硬直を遅らせることができるので、保存にも最適な方法です。
●神経絞めをすることでATPの消費を軽減するだけでなく、 適切に保存することでどんどん旨味を引き出せます。2日目・3日目にぜひ 味わってみてください!